「生きる力」を養う学び場を作りたい

受験塾ではなく,「生きる力」「社会で役立つ力」を養うことのできる学び場を作りたいと考え,テラックを設立しました。

 

私は子どものころから,受験勉強に対して疑問を抱いていました。親や先生に受験勉強を強いられ,夢を諦めてしまった友達や,燃え尽き症候群になり,最終的にニートになってしまった友達を見てきたからです。「受験合格をゴールにする勉強はどうなんだろう?」と疑問に思っていました。

 

私自身,受験勉強ばかりしてきて,「将来どうなりたいか」「自分が本当にしたいことは何なのか」を深く考えずに大人になり,一度は一般企業に就職しました。就職してみて感じたことは,「仕事が面白くない」「好きなことをして生きていきたいけど,どうすればいいかわからない」「自分が好きなことって何だろう?」と,かつての私のように悩んでいる人が,意外と多いということでした。

幼少期から「好きなこと」を見つけることが大切

「自分が好きなことは何なのか」「どのように生きていきたいのか」「社会に出て何をしたいのか」ということについて,既存の教育システムにおいては,考える機会がなかなかありません。テラックでは,教科学習,小論文,ロボット・プログラミングなど様々な題材を通して,将来について考えるきっかけを提供します。

 

「自分はこの教科が好きなんだな」

「この教科でも,特にこの部分に興味があるな」

「自分はこう思っていたけど,確かにこういう見方もできるな」

「ロボットが好きだと思っていたけど,意外とプログラミングの方が向いているかも!」

 

その時々で自分が興味を持ったことに,とことん打ち込むことで,見えてくるものがあるはずです。お子様の得意なこと,やりたいことを見つけるお手伝いをいたします。

子どもの才能や個性を最大限に引き出せる環境を作りたい

子どもが好きなことに打ち込み,壁を乗り越えて成長していくためには,保護者様のご協力が必要です。子どもの進路や教育の方向性を決めるのは,保護者様だからです。

 

また,ご家庭での接し方や声かけによって,子どもの性格や考え方は大きく変わります。適切な場面で励ましたり,叱ったりすることで,物事を途中で投げ出さずにやり抜くことができるようになります。 

「ベストな教育」を保護者の方と共に考えたい

既存の教育システムでは,保護者様と講師が話し合いしながら,お子様の教育について考える機会があまりありません。学生時代に塾講師のアルバイトをしていたとき,「保護者の方に子どもの考えや思いを伝えたい」「保護者の方と話し合う場があれば……」といつも考えていました。テラックを立ち上げる際,保護者様と講師が連携することで,教育効果を高めたいという思いがありました。

 

家庭教育における一般的な問題・対処法やベースとなる心構えにつきましては,著書で説明していますが,テラックではお一人お一人の個性を詳しく把握しておりますので,お子様に合った接し方や声かけをご提案することができます。保護者様と連携しながら,お子様の才能や個性が最大限に発揮できるよう導きます。

「学習のやり方」そのものを学んでほしい

テストの点数を上げる勉強や詰め込み式の学習を行うのではなく,学習を通して,どのようなスキルを身に付けるときにも鍵となる「PDCAサイクルを回す力」をぜひ高めてほしいと考えています。

 

P: 計画する→D: 実行する→C : 評価する→A: 改善する

 

勉強面でも創作活動でも,スポーツでも音楽でも,このようなPDCAサイクルを回すことができれば,壁を乗り越え成長し続けることができます。

 

既存の教育システムでは,PDCAサイクルを始めとした「学習のやり方」「スキルの上達方法」について学ぶ機会はあまりありません。先生が決めたカリキュラムや宿題をただこなすのではなく,自ら目標を持ち,達成方法を考えることが大事です。「なぜ目標が達成できなかったんだろう?」「なぜ同じ間違いを繰り返してしまうんだろう?」「次はどうすればいいんだろう?」と考え次に生かすことで,成長することができます。

 

自ら目標を持ち,粘り強くPDCAサイクルを回すことができれば,自分の意志で人生を切り拓いていくことができます。学習を通して,このような「社会に出てからも役立つ力」をぜひ高めてほしいと思っています。